妖精姫ともふもふな妖精猫の王様~妖精の取り替え子と虐げられた王女は猫の王様と冒険がしたい~
事情を聞いたカテリアーナはまだ猫姿のままのブランシュを抱いたまま、申し訳なさそうに眉尻を下げる。
「お二人の声はよく通るので、テーブルの下では響くのですわ。ケットシーは耳もいいのです」
「それは申し訳なかったわ。ごめんなさい、ブランシュ様」
パールはカテリアーナとの舌戦で熱くなってしまった自分を恥じる。そもそもこのようなことをしている場合ではないのだ。
「カテリアーナ様、申し訳ございません。少々取り乱してしまいました」
「いいえ。わたくしこそごめんなさい。パールの言うことはもっともなのに……」
三人がテーブルの下で項垂れていると、突然テーブルクロスが捲られ、カルスが顔を出す。
「何をしていらっしゃるのですか?」
「お二人の声はよく通るので、テーブルの下では響くのですわ。ケットシーは耳もいいのです」
「それは申し訳なかったわ。ごめんなさい、ブランシュ様」
パールはカテリアーナとの舌戦で熱くなってしまった自分を恥じる。そもそもこのようなことをしている場合ではないのだ。
「カテリアーナ様、申し訳ございません。少々取り乱してしまいました」
「いいえ。わたくしこそごめんなさい。パールの言うことはもっともなのに……」
三人がテーブルの下で項垂れていると、突然テーブルクロスが捲られ、カルスが顔を出す。
「何をしていらっしゃるのですか?」