妖精姫ともふもふな妖精猫の王様~妖精の取り替え子と虐げられた王女は猫の王様と冒険がしたい~
カテリアーナの無事をこの目で確かめたいと思ったフィンラスはバルコニーへと足を運ぼうとした。その時、バルコニーに黒い影が映っているのを視覚が捕らえる。ケットシーは夜目が効く。そこに誰かがいるのは明らかだ。
黒い影はその場から立ち去ろうとしているのか、だんだんと遠ざかっていく。
「カル、追え!」
「はい!」
カルスは白いフクロウの姿に変化すると、バルコニーに向かって飛んでいく。カルスはケットシーとハーピィのハーフなので猫姿と鳥姿に変化することができるのだ。
しばらくすると、カルスは戻ってきた。フィンラスはカルスの首が横に振られたことで、事情を察した。
「逃がしたか」
「申し訳ありません」
黒い影はすぐに痕跡を消してしまったので、追えなかったのだ。
黒い影はその場から立ち去ろうとしているのか、だんだんと遠ざかっていく。
「カル、追え!」
「はい!」
カルスは白いフクロウの姿に変化すると、バルコニーに向かって飛んでいく。カルスはケットシーとハーピィのハーフなので猫姿と鳥姿に変化することができるのだ。
しばらくすると、カルスは戻ってきた。フィンラスはカルスの首が横に振られたことで、事情を察した。
「逃がしたか」
「申し訳ありません」
黒い影はすぐに痕跡を消してしまったので、追えなかったのだ。