妖精姫ともふもふな妖精猫の王様~妖精の取り替え子と虐げられた王女は猫の王様と冒険がしたい~
カルスはサファイヤに呼ばれ、女王の執務室を訪れる。
「カル、久しいのう。ついこの間まで子供だと思っていたのだが、立派になったものだ」
「女王陛下から見れば、私などまだまだ若輩者でしょうね」
「他人行儀はよさぬか。妾は其方の伯母だ」
「では、伯母上。私に何かご用があって呼びつけたのでしょう? 早く用件を言ってください。まさか甥へ挨拶がしたかったというわけではないでしょう?」
カルスは母パールの姉であるサファイヤが昔から苦手だった。
サファイヤはふんと鼻を鳴らす。
「可愛げのない甥よ。まあ、よい。パールから便りが来ていたが、カテリアーナ姫は誠に妖精のような姫よのう。あのような美しい容姿をしておると、人間の国ではさぞ肩身の狭い思いをしたことであろう」
「ええ。美しいだけでなく、カテリアーナ様は聡明な方です」
「カル、久しいのう。ついこの間まで子供だと思っていたのだが、立派になったものだ」
「女王陛下から見れば、私などまだまだ若輩者でしょうね」
「他人行儀はよさぬか。妾は其方の伯母だ」
「では、伯母上。私に何かご用があって呼びつけたのでしょう? 早く用件を言ってください。まさか甥へ挨拶がしたかったというわけではないでしょう?」
カルスは母パールの姉であるサファイヤが昔から苦手だった。
サファイヤはふんと鼻を鳴らす。
「可愛げのない甥よ。まあ、よい。パールから便りが来ていたが、カテリアーナ姫は誠に妖精のような姫よのう。あのような美しい容姿をしておると、人間の国ではさぞ肩身の狭い思いをしたことであろう」
「ええ。美しいだけでなく、カテリアーナ様は聡明な方です」