妖精姫ともふもふな妖精猫の王様~妖精の取り替え子と虐げられた王女は猫の王様と冒険がしたい~
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フィンラスたちが到着したその日の夜、エルファーレン王国からの賓客をもてなすため、歓迎の宴が開かれた。
宴はカリュオン王宮内の夜会を開催する会場で行われた。ここも鳥籠の形をしている。
珍しいことに円形なので席は好きなところに座っていいようだ。フィンラスとカテリアーナはサファイヤの近くに座り、食事と会話を楽しむ。
「カテリアーナ姫は肉や魚が苦手だと聞いたのでな。果物をたくさん用意させたぞ」
「お気遣いありがとうございます。女王陛下」
「サファイヤでよい」
近くで見ると、姉妹だけあってサファイヤとパールは益々よく似ているとカテリアーナは思った。妖艶な微笑み方、上品な物腰。
「女王陛下、カルヴァン商会の会頭がいらっしゃいました」
苦労性の侍従が遅れて到着した来客の旨をサファイヤに伝える。
「うむ。ここまで案内せよ」
しばらくすると、穏やかな物腰の青年が会場へ入ってくる。カルヴァン商会の会頭レイナードだ。
宴はカリュオン王宮内の夜会を開催する会場で行われた。ここも鳥籠の形をしている。
珍しいことに円形なので席は好きなところに座っていいようだ。フィンラスとカテリアーナはサファイヤの近くに座り、食事と会話を楽しむ。
「カテリアーナ姫は肉や魚が苦手だと聞いたのでな。果物をたくさん用意させたぞ」
「お気遣いありがとうございます。女王陛下」
「サファイヤでよい」
近くで見ると、姉妹だけあってサファイヤとパールは益々よく似ているとカテリアーナは思った。妖艶な微笑み方、上品な物腰。
「女王陛下、カルヴァン商会の会頭がいらっしゃいました」
苦労性の侍従が遅れて到着した来客の旨をサファイヤに伝える。
「うむ。ここまで案内せよ」
しばらくすると、穏やかな物腰の青年が会場へ入ってくる。カルヴァン商会の会頭レイナードだ。