妖精姫ともふもふな妖精猫の王様~妖精の取り替え子と虐げられた王女は猫の王様と冒険がしたい~
1-6
宴の翌日、フィンラスとカテリアーナはレイナードが運んできた品物を見に大広間へと向かった。
人間側の国から持ち込まれた品物は妖精側の国の人々には珍しいものばかりだ。
大広間には品物が所狭しと並べられていて、すでに人だかりができていた。
「賑わっているな」
「ええ。レイナードは忙しそうね」
レイナードは品物を求める人々に囲まれて忙しそうにしている。今日はカリュオン王宮に仕える者たち限定のはずだが、噂を聞きつけた貴族もこっそりと来ているようだ。昨日の宴で見た者がちらほらといる。
「カティ、何か気になるものはあるか?」
「そうね。あら。あれは何かしら?」
カテリアーナの目を惹いたものはガラスの小瓶だった。様々な小瓶があり、中には赤や黄の粉状のもの、黒や緑の粒状のものが入っている。
人間側の国から持ち込まれた品物は妖精側の国の人々には珍しいものばかりだ。
大広間には品物が所狭しと並べられていて、すでに人だかりができていた。
「賑わっているな」
「ええ。レイナードは忙しそうね」
レイナードは品物を求める人々に囲まれて忙しそうにしている。今日はカリュオン王宮に仕える者たち限定のはずだが、噂を聞きつけた貴族もこっそりと来ているようだ。昨日の宴で見た者がちらほらといる。
「カティ、何か気になるものはあるか?」
「そうね。あら。あれは何かしら?」
カテリアーナの目を惹いたものはガラスの小瓶だった。様々な小瓶があり、中には赤や黄の粉状のもの、黒や緑の粒状のものが入っている。