妖精姫ともふもふな妖精猫の王様~妖精の取り替え子と虐げられた王女は猫の王様と冒険がしたい~
泣き止んだ後、昨日の出来事をカテリアーナはノワールに話す。
アデライードとのやりとり、ドレスを奪われたこと、エルファーレン国王に嫁ぐことになったこと。
「そのようなことがあったのか。ドレスなど姉にくれてやれ」
「でも! ノワールがせっかく贈ってくれたのに!」
エンパイアラインの素敵な白いドレスをカテリアーナは気に入っていたのだ。
「エルファーレン王国へ来るのだろう? そうしたら、もっと良いドレスを贈ってやる」
「……国王様へ嫁ぐのよ。他の殿方の贈り物を許されるかしら?」
「何、エルファーレンの国王は狭量ではない。大丈夫だ」
「ノワールはエルファーレン王国の国王様をご存じなの? どんな方なの?」
噂どおりの怪物なのだろうか? でもノワールがケットシーということは国王も妖精猫なのかもしれない。
「来れば分かる。それより腹が減った。果樹園で熟れた桃がたくさんあったぞ」
「本当に!? では今日は桃のスイーツを作りましょう」
アデライードとのやりとり、ドレスを奪われたこと、エルファーレン国王に嫁ぐことになったこと。
「そのようなことがあったのか。ドレスなど姉にくれてやれ」
「でも! ノワールがせっかく贈ってくれたのに!」
エンパイアラインの素敵な白いドレスをカテリアーナは気に入っていたのだ。
「エルファーレン王国へ来るのだろう? そうしたら、もっと良いドレスを贈ってやる」
「……国王様へ嫁ぐのよ。他の殿方の贈り物を許されるかしら?」
「何、エルファーレンの国王は狭量ではない。大丈夫だ」
「ノワールはエルファーレン王国の国王様をご存じなの? どんな方なの?」
噂どおりの怪物なのだろうか? でもノワールがケットシーということは国王も妖精猫なのかもしれない。
「来れば分かる。それより腹が減った。果樹園で熟れた桃がたくさんあったぞ」
「本当に!? では今日は桃のスイーツを作りましょう」