妖精姫ともふもふな妖精猫の王様~妖精の取り替え子と虐げられた王女は猫の王様と冒険がしたい~
しばらく、薬草についてカテリアーナはカルスと語り合う。カルスの薬草の知識はすごい。カテリアーナの知らない薬草や効能を喜々として語ってくれる。
「あまりカテリアーナを独り占めするなよ、カル」
「おや? やきもちですか?」
楽しそうに薬草の話を続ける二人に、しびれを切らしたフィンラスが口をはさむとカルスはからかう。
「お二人は信頼し合っているのですね?」
フィンラスとカルスのやり取りを微笑ましく見守っていたカテリアーナは羨ましく思う。二人のように親しく話せる者がいなかったからだ。
「まあ、こいつとは幼馴染だからな」
「腐れ縁ともいいますね」
カテリアーナには幼馴染はいなかった。だが、友人はいた。ノワールだ。
「あまりカテリアーナを独り占めするなよ、カル」
「おや? やきもちですか?」
楽しそうに薬草の話を続ける二人に、しびれを切らしたフィンラスが口をはさむとカルスはからかう。
「お二人は信頼し合っているのですね?」
フィンラスとカルスのやり取りを微笑ましく見守っていたカテリアーナは羨ましく思う。二人のように親しく話せる者がいなかったからだ。
「まあ、こいつとは幼馴染だからな」
「腐れ縁ともいいますね」
カテリアーナには幼馴染はいなかった。だが、友人はいた。ノワールだ。