妖精姫ともふもふな妖精猫の王様~妖精の取り替え子と虐げられた王女は猫の王様と冒険がしたい~
2-4
カテリアーナとノワールの前に複数の猫たちが飛び出してきた。
「むっ! 囲まれたか」
ノワールがちっ! と舌打ちをする。
カテリアーナとノワールを囲んだ猫たちは、白と黒の毛のブチ猫、トラ模様のトラ猫、長毛種の猫など様々だ。顔にキズがあたっり、目がすわっていたり、少々ガラの悪い猫たちだが、目の前に現れたもふもふたちにカテリアーナは目を輝かせた。
「そこの姉ちゃん、命が惜しかったら、その妖精石を置いていきな」
「よしよし。もふもふね」
妖精石を要求したブチ猫は、カテリアーナに顎を撫でられて、ゴロゴロと喉を鳴らす。
「ゴロゴロ……ふにゃあ~ん……じゃなくて! 妖精石を寄こせ!」
「いくら可愛い猫ちゃんでも、これをあげるわけにはいかないわ」
「猫ちゃんじゃねえ! 俺たちはケットシーだ!」
「あら? 妖精猫なのね。可愛い」
「むっ! 囲まれたか」
ノワールがちっ! と舌打ちをする。
カテリアーナとノワールを囲んだ猫たちは、白と黒の毛のブチ猫、トラ模様のトラ猫、長毛種の猫など様々だ。顔にキズがあたっり、目がすわっていたり、少々ガラの悪い猫たちだが、目の前に現れたもふもふたちにカテリアーナは目を輝かせた。
「そこの姉ちゃん、命が惜しかったら、その妖精石を置いていきな」
「よしよし。もふもふね」
妖精石を要求したブチ猫は、カテリアーナに顎を撫でられて、ゴロゴロと喉を鳴らす。
「ゴロゴロ……ふにゃあ~ん……じゃなくて! 妖精石を寄こせ!」
「いくら可愛い猫ちゃんでも、これをあげるわけにはいかないわ」
「猫ちゃんじゃねえ! 俺たちはケットシーだ!」
「あら? 妖精猫なのね。可愛い」