妖精姫ともふもふな妖精猫の王様~妖精の取り替え子と虐げられた王女は猫の王様と冒険がしたい~
微笑ましくケットシーたちを見つめるカテリアーナにノワールは呆れ顔だ。
「カティはもふもふしていれば、何でもよいのか?」
「う~ん。ライオンやトラみたいな大型動物にはなかなか手が出せないわね」
「そういう問題ではない。こやつらはこのルゥナの森を根城にしているごろつきどもだぞ」
「でも、猫じゃない。あ、妖精猫だったわね」
和やかにノワールと話をしていたら、いつの間にか猫たちに縄で簀巻きにされていたカテリアーナだった。ノワールと背中合わせの形で……。
◇◇◇
簀巻きにされたカテリアーナとノワールはごろつき猫たちのアジトに連れてこられた。彼らのアジトはツリーハウスのようになっていたのだが、カテリアーナにはキャットタワーにしか見えない。
「油断したわね」
「そうだな」
ごろつき猫たちのリーダーは、最初にカテリアーナに絡んできたブチ猫のようだ。
「大人しく妖精石を渡していれば、こんな目に遭わずに済んだのにな」
「兄貴、娘は高く売れそうだぜ。ハイエルフだろう?」
「カティはもふもふしていれば、何でもよいのか?」
「う~ん。ライオンやトラみたいな大型動物にはなかなか手が出せないわね」
「そういう問題ではない。こやつらはこのルゥナの森を根城にしているごろつきどもだぞ」
「でも、猫じゃない。あ、妖精猫だったわね」
和やかにノワールと話をしていたら、いつの間にか猫たちに縄で簀巻きにされていたカテリアーナだった。ノワールと背中合わせの形で……。
◇◇◇
簀巻きにされたカテリアーナとノワールはごろつき猫たちのアジトに連れてこられた。彼らのアジトはツリーハウスのようになっていたのだが、カテリアーナにはキャットタワーにしか見えない。
「油断したわね」
「そうだな」
ごろつき猫たちのリーダーは、最初にカテリアーナに絡んできたブチ猫のようだ。
「大人しく妖精石を渡していれば、こんな目に遭わずに済んだのにな」
「兄貴、娘は高く売れそうだぜ。ハイエルフだろう?」