妖精姫ともふもふな妖精猫の王様~妖精の取り替え子と虐げられた王女は猫の王様と冒険がしたい~
マタタビモドキはマタタビと似ているため、一見見分けがつかないのだが、薬学に精通したカテリアーナには分かった。
「それは本当なんだろうな? 姉ちゃん」
「この状況で嘘をついてどうするの。わたくしは薬学には詳しいのよ」
「何てこった! 偽物を掴まされたのか」
がっくりとブチ猫はうなだれる。
「それにしても、マタタビモドキというものは聞いたことがない。人間の国にしかないものなのか?」
ノワールが考え込んでいる。
「ノワールが知らないのであれば、そうではないの?」
妖精の国の薬学に詳しいカルスがここにいれば確かめることができたのだが、今頃はエルファーレンの王都に向かっている。
そうこうしているうちに、ソゥレの森の魔の手が迫ってきた。
「それは本当なんだろうな? 姉ちゃん」
「この状況で嘘をついてどうするの。わたくしは薬学には詳しいのよ」
「何てこった! 偽物を掴まされたのか」
がっくりとブチ猫はうなだれる。
「それにしても、マタタビモドキというものは聞いたことがない。人間の国にしかないものなのか?」
ノワールが考え込んでいる。
「ノワールが知らないのであれば、そうではないの?」
妖精の国の薬学に詳しいカルスがここにいれば確かめることができたのだが、今頃はエルファーレンの王都に向かっている。
そうこうしているうちに、ソゥレの森の魔の手が迫ってきた。