🎂ショコラ・シャンティー🎂
『拝啓                                     滝川蓮様
私は・・・今迄・・・貴方と付き合って来たけど・・・もう潮時だと思います・・・貴方と付き合ってみて分かったが・・・貴方は・・・強引すぎます・・・それに・・・人の気持ちを不意にしようとしている。そんな人―――そんな人―――。いりません―――。』
その文章を送った後、すぐさま滝川蓮からラインが届いた。其処には、こう書かれていた。
『―――な・・・何を・・・言っているんだ・・・お前は・・・俺に好きって言って来ただろう?そんな別れ方・・・卑怯だ・・・何故・・・俺を振るんだ・・・?』
だけど、彼女はラインの設定を変更してしまい、届かない様にしてしまった。それから、彼女は携帯📞の電源を切り、寝ようとした。もう明日も、一社受けないといけないし、早めに寝る事にした。其の時、裕子はじわっと涙を浮かべると、『―――わ・・・私って・・・嫌な女だわ・・・』とぼやいた。後悔しているとは言えないが、まるでぽっかりと穴が空いたようで、ボロボロと涙が零れ落ちる筈が、何もする気が起きなくなった。それから、裕子は俯くと、『私・・・馬鹿みたい・・・こんな時に・・・何故・・・あの人の事を・・・』とぼやいてしまった。
『―――君・・・俺の事・・・好きなのか?』
『―――え・・・えぇぇぇ・・・貴方の事・・・好きだと・・・思います・・・』
そんな事を言って置きながら、『―――💄キス💄―――』されると、思わずぺしーんっとした。更に、待ち合わせの場所を間違えただけなのに、短気な性格な彼と大喧嘩してしまった。こんなんでは誰とも付き合う事が出来ない。彼女はいつの間にか、眠ってしまい、スヤスヤと眠ってしまう。
―――ご・・・御免ね―――
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