🎂ショコラ・シャンティー🎂
彼女は一時間程泣いてしまい、何故か、自分の部屋にいる。真琴祐樹は彼女を抱きしめたり、相談に乗って暮れようとしていた。自分の姉貴がムッとしていた理由が分かった。彼女は突然、抱きしめられたり、『―――俺も・・・似たような・・・目に遭った・・・』と真面目に言って来た。彼女は目を丸くすると、『―――貴方は・・・どんな恋愛をして来たの?どうして・・・私の所に・・・やって来たの?』と問い質した。
『―――俺も・・・付き合っている女に・・・二股掛けられていた。付き合っていたのに、辛かった。そいつの名は―――。』
その時、彼女の両親と兄貴が帰ってきたようで、玄関が騒ぎ立てていた。新品の男性用の靴👟があり、『―――裕子・・・誰か・・・来てるの?』と問い質してきた。彼女は『―――祐樹が
・・・来ているけど・・・何もないわ・・・』と言った。彼女―――裕子はゆっくりと立ち上がり、部屋に両親と兄貴が入って来た。母親は驚いたように見つめ、『―――貴方・・・どうして・・・此処に?何も・・・してないって・・・本当なの?』と険しい顔で問い詰める――――。
真琴祐樹は真面目な顔をすると、格好良くお辞儀をしてみた。それから、はっきりと言い放った。
『―――娘さんを・・・下さい・・・今、娘さんは・・・他の人と・・・お付き合いがあったみたいで・・・俺と・・・彼氏の何方かを選ぶか・・・悩んでいた次第でございます・・・それを・・・知らない私達は・・・とても遺憾であります・・・娘さんの事を・・・分かっているようで・・・分かっていない・・・だけど・・・俺は・・・彼女を気に入っており・・・とても・・・好きで在ります・・・結婚を掛けた・・・お付き合いをしたいです・・・だから――――。』
―――認めて・・・欲しい・・・所存でございます―――
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