本能で恋をする
簡単にお互い身体を拭き、タオルだけ身体に巻いて凛音を抱えベットへ―――

「もう、拒まないで…凛音」
そう言って、ゆっくりベットに下ろした。
何度とキスをする。角度を変えて何度も………

「ンン……海斗ぉ…す、きぃ」
不意の凛音の言葉が更に、俺を興奮させる。
後はもう、本能のままに………


「くっ……り…おん。スゲー好き…大…す、き。」
身体中の欲を吐き出しても、まだ足りない……
もっと…
もっと…
もっと…

何度も、何度も愛し合い、俺の腕枕で向き合うように、横になっている。凛音が俺の、汗で張り付いた前髪を優しく拭う。
その小さな手を掴み、自分の口唇へ持っていきキスをした。
「フフ…」
凛音が小さく笑う。
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