本能で恋をする
食事が終わって、帰り道――――

手を繋ぎ、ゆっくり歩く。
「凛音、明日結婚指輪買いに行こう!あと、これから一緒に住む部屋も見に行きたい。」
「海斗…。でも海斗はまだ大学生でしょ?」

「わかってるよ!もちろん入籍も結婚式も、卒業して就職してからにする。
でも出来る限り早く一緒に住みたい!来月から親父の会社でバイトするし。その為にこの2年必死で、頑張ったんだよ!」

「でも、お義父さんは?ちゃんと話してから……」
「親父には、もう話して了解得てるよ!
結構早い段階に、話しはしてたんだ。
2年位で単位は取るから、後は自由にさせてほしいって!」

「そうだったんだ。海斗色々考えててくれたんだね!
凄いなぁー。私より5つも年下なのに……」

当たり前だ。今から俺が凛音を守るんだから――――
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