本能で恋をする
狂わせる
*****川枝 梨乃side*****
少し足が震えている。
初めてみた。あんなに怒った海斗様を。
それにしても、婚約者の女本当ムカつく!
私の方が、海斗様を支えてあげられるのに。
「もうこれ以上止めた方がいい。
海斗様に構うのは」
鴨志田さんが、こっちに寄ってきながら言う。
「君に入る隙は、1ミリもないよ」
「そんなの、わからないじゃないですか?」
「君にはわからないと思うが、海斗様が凛音さんによせる気持ちは、ただの愛以上の何かがある。
二人は出逢う為に生まれたような、運命みたいな。
現に海斗様は、凛音さんの会いたいと言う一言で、会いに駆けつけた。
普通はこんなことしないだろ?」
「だ、か、ら、それは!
あの女が、ワガママ言ったんですよ!
会いに来ないと死ぬみたいなこと、言ったかもしれないじゃないですか!」
「ハァー、そう思うのは勝手だけど、今言ったこと海斗様には言うなよ!
本当に殺されるよ!」
「チッ!わかってます!」
ウザッ。ほんと最低――――
少し足が震えている。
初めてみた。あんなに怒った海斗様を。
それにしても、婚約者の女本当ムカつく!
私の方が、海斗様を支えてあげられるのに。
「もうこれ以上止めた方がいい。
海斗様に構うのは」
鴨志田さんが、こっちに寄ってきながら言う。
「君に入る隙は、1ミリもないよ」
「そんなの、わからないじゃないですか?」
「君にはわからないと思うが、海斗様が凛音さんによせる気持ちは、ただの愛以上の何かがある。
二人は出逢う為に生まれたような、運命みたいな。
現に海斗様は、凛音さんの会いたいと言う一言で、会いに駆けつけた。
普通はこんなことしないだろ?」
「だ、か、ら、それは!
あの女が、ワガママ言ったんですよ!
会いに来ないと死ぬみたいなこと、言ったかもしれないじゃないですか!」
「ハァー、そう思うのは勝手だけど、今言ったこと海斗様には言うなよ!
本当に殺されるよ!」
「チッ!わかってます!」
ウザッ。ほんと最低――――