本能で恋をする
ピピピ――
プルルル――――



『はい』
「あの、初めまして。
私、勝良 海斗さんの秘書をしてる、川枝と申します」

『え。あ、はい。
いつも海斗がお世話になってます』


「えーと、婚約者の江川 凛音さんですよね?
ちょっとお話したいことがあって……
お時間いただけませんか?」

海斗様がその気なら、私にだって考えがある。
あの女から離れてもらえば、いい。
『はい。わかりました』




「じゃあ、4時間後に……」







海斗様は私のモノ―――――








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