本能で恋をする
ドン―――
2人ともベットの、下に落ちた。

「…っいってぇ。はっ!凛音!?大丈夫!?
怪我は!?」
咄嗟に頭は俺の手で庇ったが、そのまま落ちて、凛音を組み敷くようになってしまった。

「凛音!大丈夫!?俺だよ?海斗!」
「え……あ…海斗…?」
「そうだよ…!
凛音、怪我ない??」

「海斗ぉ……。
ごめんなさい……悪いとこは全部直すから。
私のところに戻ってきて………」
やっぱり、俺がわかっていなかっただけだった……
が、まだパニックが収まっていないようだ。

「大丈夫……。
嫌いになんてならない。
俺の方が凛音から離れられないんだから。
凛音が離してって言っても、離さないから」




しばらく抱き締めあい、頭を撫でていると凛音の気持ちが収まってきた。
「ごめんなさい。私の早とちりだったんだね……」
「川枝はもう俺達の前には現れないから、大丈夫だよ?
だからもう謝るのなしね!今度謝ったら、キスするよ!息が止まる位のやつ(笑)」

「えー。じゃあいっぱい謝る!
いっぱいキスしてほしいから!」
「そんなこと言っていいの(笑)?
ほんとにするよ!」

そう言い、キスをした。
「んんん……ダ、メ……くるし…」

「ったく、いっぱいキスしてほしいって言ったの、凛音でしょ?」
ほんと、可愛いなぁ………

「もう!海斗のバカ~。

……………不意打ち!!」
――――チュッ!!


「え?凛音…?」
突然のことで、フリーズする。
完全に煽られた!
俺の腕の中から離れようとする凛音を、引き戻しそのままベットにダイブする。

「え……海斗…?」
「言っとくけど、凛音が煽ったんだからね。
一回じゃ終らないからね……」

俺は凛音が失神する直前まで、何度も抱いた。

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