本能で恋をする
「じゃあ、行ってくるね!」
「あっ、待って凛音。駅まで送る」
「本当?ありがとう!」

駅まで手を繋ぎ歩く。なんか色んなヤツに見られてる気がする。
「海斗、なんか見られてるね。
海斗格好いいもんね!」

いや、違うだろ!?確実に凛音が可愛すぎるからだろ!?これだから、鈍感は困る。
こんなんで、同窓会大丈夫なのか?
あー不安過ぎる…………

まぁ、君加さんがいるから大丈夫だろうが。



そんなこんなで、駅に着くと
「凛音ー!!」
君加さんが、もう来ていて手を振っていた。
「あっ、きみちゃん!
じゃあ海斗、行ってくるね!」
そう言って、手を離し君加さんのところに駆け出した。

ハァー、行ってしまった!とりあえず近くのカフェへ行き、時間潰すか………
俺は凛音に、同窓会が終ったら迎えに行くから、二次会など行かず必ず連絡するように、メールを送りカフェに向かった。





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