本能で恋をする
部屋前―――
ノックしようとして、待てよ、アイツが開けてくれるかわからない。俺と同じ匂いがするヤツだ。
俺だったら、絶対開けない。
だったら―――――



俺は近くにある消火器を持ち、
ガン、ガン、ガン―――――
バン―――――
何度も打ち付け、足で開けた。





目の前の光景に、一瞬で全身の血が冷めた…………







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