本能で恋をする
*****凛音 side*****
バタン―――
「ハァ、ハァ、ハァ、ハァ……」
ダメ……この家を出るまではこの震えを止めなきゃ!
さっきもずっと海斗に見えないところで、手の甲をつねって、震えないように泣かないように、気を張っていた。
話を手短にしたのも、あまり話すと“大好き”って気持ちが溢れるからだ。
「早く、荷物をまとめて出なきゃ」
早く
早く
早く――――
「―――っつ…海斗…離れたくないよぉ…」
身体が震える……胸が潰れそうに苦しい。
「助けて…………」
「二人で乗り越えて生きていきたいって言ったよな!」
「え…?海斗…」
一歩、一歩、近づきながら話す海斗。
「何があったの?」
ダメ―――――海斗…
「全部話して」
来ないで――――
「大丈夫。俺がついてる!」
やめて――――
「お、願い……私に触らないで……私汚れちゃったし、海斗に触れられたら、私…
決意が、鈍る………」
海斗が私の頬に優しく触れた。
「全部ちゃんと聞くまで、離さない―――」
「嫌!ダメなの……。離して!」
「だから、いつも言ってるでしょ?凛音が離れたいって言っても離さないって!
言わないなら、犯すよ。今、ここで!
凛音をいくらでも、無理矢理犯すことできるんだよ。
凛音が失神しても、何度も。」
だったらいっそのこと、犯して欲しい。そしたら離れずにすむ。
海斗が好き。どうしようもなく。
でも……………
「私はもう……海斗と一緒にいられ――――」
「俺に!!!
死ねって言ってんのかよ!!!」
海斗が泣いている――――
バタン―――
「ハァ、ハァ、ハァ、ハァ……」
ダメ……この家を出るまではこの震えを止めなきゃ!
さっきもずっと海斗に見えないところで、手の甲をつねって、震えないように泣かないように、気を張っていた。
話を手短にしたのも、あまり話すと“大好き”って気持ちが溢れるからだ。
「早く、荷物をまとめて出なきゃ」
早く
早く
早く――――
「―――っつ…海斗…離れたくないよぉ…」
身体が震える……胸が潰れそうに苦しい。
「助けて…………」
「二人で乗り越えて生きていきたいって言ったよな!」
「え…?海斗…」
一歩、一歩、近づきながら話す海斗。
「何があったの?」
ダメ―――――海斗…
「全部話して」
来ないで――――
「大丈夫。俺がついてる!」
やめて――――
「お、願い……私に触らないで……私汚れちゃったし、海斗に触れられたら、私…
決意が、鈍る………」
海斗が私の頬に優しく触れた。
「全部ちゃんと聞くまで、離さない―――」
「嫌!ダメなの……。離して!」
「だから、いつも言ってるでしょ?凛音が離れたいって言っても離さないって!
言わないなら、犯すよ。今、ここで!
凛音をいくらでも、無理矢理犯すことできるんだよ。
凛音が失神しても、何度も。」
だったらいっそのこと、犯して欲しい。そしたら離れずにすむ。
海斗が好き。どうしようもなく。
でも……………
「私はもう……海斗と一緒にいられ――――」
「俺に!!!
死ねって言ってんのかよ!!!」
海斗が泣いている――――