本能で恋をする
「凛音の“別れて”は俺にとって“死ね”と同じなんだ。
俺は凛音と離れたら、死んでしまうんだよ。

凛音だって、俺が運命の相手だって言ってくれたじゃん!」
泣きながら、必死に訴える海斗。
「どうしても別れたいんなら、今すぐ―――
俺を殺して!!」

そんなこと―――――――
「そんなこと、できる訳ないよ!!!」
「だったら!!!!!

もう二度と、そんなこと言うな!!」

海斗の初めての涙………
苦しい怒り…………


私はただ、海斗を守りたいだけなの……


「全部、話してくれるよな……?」
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