本能で恋をする
それから、みんなが帰り凛音と二人。

「凛音……。
身体は大丈夫?」
「うん!大丈夫だよ。
良かった。海斗と離ればなれにならなくて…」

凛音を力いっぱい抱き締める。
「海斗、痛いよ!軽症っていっても、傷がひらいちゃう」
「ごめん、でも凛音がここにいるって、感じたくて………。
でも!!!
なんで、俺を庇うの!」
「あれは身体が勝手に………」
「生きた心地しなかったんだからね!」
もう、二度とごめんだ。あんな絶望―――

「ごめんなさい…」
「でも、俺を守ってくれてありがとう」
そう言って、頭を撫で、息が止まる位のキスをした。










俺達はこれからも、沢山の困難を乗り越えていくだろう。その時、凛音の一番近くで支えていきたい。



これが、俺の運命の愛―――――





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