王子と社長と元彼に迫られています!
飲み物を飲みながらテレビを観る。二人とも無言だった。彼が夢で見ていることは事実だと言いたい。でもどうやって切り出そう・・・そう思っていると優悟が『千咲、こっちに来て。』と自分の隣を指差した。彼はローテーブルの前に座りベッドに寄りかかっていた。付き合っていた時はその隣に並んで座るのが私の定位置だったけれど、別れてからはL字になる位置に座っていた。
戸惑いつつ隣に座ると優悟が指を絡めて手を繋いできた。
「・・・夢の中で、王子がこの部屋に来たりしてるんだけど、千咲のその可愛い部屋着姿は見てないんだよな、社長も・・・海老瀬や弟は見てるんだろうけど。」
柚香が『姫っぽい』と言っていた胸下切り替えのふんわりしたワンピース姿の私を見て彼は言った。桜色で胸元には白くて細いサテンリボン、切り替え部分と裾の控えめなレースも気に入っていた。
『可愛い』なんて優悟に言われたことがあっただろうか。ベッドの上でだって聞いたことがない気がする。
「・・・千咲、真面目な話していい?」
優悟は繋いだ手を握りしめて神妙な面持ちで私をじっと見つめてきた。自分の喉がごくっと鳴ったのがわかった。
戸惑いつつ隣に座ると優悟が指を絡めて手を繋いできた。
「・・・夢の中で、王子がこの部屋に来たりしてるんだけど、千咲のその可愛い部屋着姿は見てないんだよな、社長も・・・海老瀬や弟は見てるんだろうけど。」
柚香が『姫っぽい』と言っていた胸下切り替えのふんわりしたワンピース姿の私を見て彼は言った。桜色で胸元には白くて細いサテンリボン、切り替え部分と裾の控えめなレースも気に入っていた。
『可愛い』なんて優悟に言われたことがあっただろうか。ベッドの上でだって聞いたことがない気がする。
「・・・千咲、真面目な話していい?」
優悟は繋いだ手を握りしめて神妙な面持ちで私をじっと見つめてきた。自分の喉がごくっと鳴ったのがわかった。