王子と社長と元彼に迫られています!
「な、結局ベッドに入ってきてるし!」
慌てる私の唇に暁さんの唇が近づいてきてふわり、とキスが舞い降りた。
「今日は我慢しておいてやるから、ちゃんと寝てろ。」
暁さんは妖艷悪魔だけれど、やっぱり大人だ。私に何があったのか聞かないでいてくれて、優しく包んでくれる。
彼はベッドから降りると、『・・・そう言えば「相応の礼」の件だが・・・。』と珍しく緊張気味に切り出した。
「?何でしたっけ?」
「忘れたのかよ。出張についきてもらった時の。」
「ああ!でも私あの出張って楽しく飲ませてもらっただけだし、今日だって仕事中にここまで送ってきてもらったりしたし、もう・・・。」
「そういうわけにはいかない。今度の日曜日、誕生日だろ?礼も兼ねて祝わせてほしいんだ。土曜の夜、日付が変わる瞬間に一緒にいたい。」
そう言った暁さんの表情は固いけれど頬が赤くて、さっきまでの妖艶さは皆無だ。彼のこういうところに私は心をくすぐられてしまう。
「もし了承してくれるなら土曜日の夜6時に迎えに来る。無理そうなら連絡くれ。じゃあな、ゆっくり休めよ。」
暁さんはそう言って部屋を出ていった。
けれどこの後、とてもゆっくり休んでなんていられない事態が起こるのだった。
慌てる私の唇に暁さんの唇が近づいてきてふわり、とキスが舞い降りた。
「今日は我慢しておいてやるから、ちゃんと寝てろ。」
暁さんは妖艷悪魔だけれど、やっぱり大人だ。私に何があったのか聞かないでいてくれて、優しく包んでくれる。
彼はベッドから降りると、『・・・そう言えば「相応の礼」の件だが・・・。』と珍しく緊張気味に切り出した。
「?何でしたっけ?」
「忘れたのかよ。出張についきてもらった時の。」
「ああ!でも私あの出張って楽しく飲ませてもらっただけだし、今日だって仕事中にここまで送ってきてもらったりしたし、もう・・・。」
「そういうわけにはいかない。今度の日曜日、誕生日だろ?礼も兼ねて祝わせてほしいんだ。土曜の夜、日付が変わる瞬間に一緒にいたい。」
そう言った暁さんの表情は固いけれど頬が赤くて、さっきまでの妖艶さは皆無だ。彼のこういうところに私は心をくすぐられてしまう。
「もし了承してくれるなら土曜日の夜6時に迎えに来る。無理そうなら連絡くれ。じゃあな、ゆっくり休めよ。」
暁さんはそう言って部屋を出ていった。
けれどこの後、とてもゆっくり休んでなんていられない事態が起こるのだった。