王子と社長と元彼に迫られています!
「立ち聞きとはいい趣味だな。」
長い足で階段を5段飛ばしでもしてきたのだろうか。一瞬で暁さんに壁に追い詰められていた。顔が近づいてくる。
「ごめんなさい、そんなつもりじゃ・・・近い!近いですっ・・・。」
「顔色を見てるだけだ。体調は良くなったようだな。」
「お、お陰様で。ていうかなんで昇ってきたんですか?外出されるんですよね?」
そんなに近寄ったら逆に顔色見づらいんじゃ・・・と思っているとその距離のまま答えてくる。
「ちさがいる気配がしたからな。」
「えっ!?なんでわかるの?やっぱり魔力が・・・。」
「マリョク?」
「い、いえ、こっちの話ですっ・・・。」
「・・・今の女のこと、どう思った?」
「え・・・受付の方ですよね。美人だし上品だし大人で、暁さんとお似合いだなって。」
そう言い終えた途端、ひんやりとした階段の空気が一瞬で熱く、強張ったものになった気がした。それを感じるのと唇が乱暴に塞がれるのは同時だった。掴まれた両手首は壁に押しつけられ、熱い舌が咥内にぐいぐいと入ってきて、その中を征服するかのように攻撃的に動き回る。
長い足で階段を5段飛ばしでもしてきたのだろうか。一瞬で暁さんに壁に追い詰められていた。顔が近づいてくる。
「ごめんなさい、そんなつもりじゃ・・・近い!近いですっ・・・。」
「顔色を見てるだけだ。体調は良くなったようだな。」
「お、お陰様で。ていうかなんで昇ってきたんですか?外出されるんですよね?」
そんなに近寄ったら逆に顔色見づらいんじゃ・・・と思っているとその距離のまま答えてくる。
「ちさがいる気配がしたからな。」
「えっ!?なんでわかるの?やっぱり魔力が・・・。」
「マリョク?」
「い、いえ、こっちの話ですっ・・・。」
「・・・今の女のこと、どう思った?」
「え・・・受付の方ですよね。美人だし上品だし大人で、暁さんとお似合いだなって。」
そう言い終えた途端、ひんやりとした階段の空気が一瞬で熱く、強張ったものになった気がした。それを感じるのと唇が乱暴に塞がれるのは同時だった。掴まれた両手首は壁に押しつけられ、熱い舌が咥内にぐいぐいと入ってきて、その中を征服するかのように攻撃的に動き回る。