王子と社長と元彼に迫られています!
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「ごめんね、紬くん朝苦手なのに、今日は早く行って公園に行きたい、なんて。」
「ううん。ちぃちゃんとデート出来るなら毎朝でも早起きするよ。朝の散歩って気持ちいいよね。」
隣の紬くんを見上げるとにこにこの笑顔が向けられた。鼻歌でも歌い出しそうだ。こんなに楽しい雰囲気を壊す言葉を私は今から彼に伝えなくてはならない。でもいつまでもぬるま湯に浸かっていいとこ取りしていては駄目だと思ったのだ。
「ここに座らない?ホットドリンク作ってきたの。紬くんバナナ系のドリンク好きって言ってたから、バナナ豆乳。」
「本当!?嬉しいな。」
ベンチに二人で座って紬くんにドリンクを渡すと『美味しい!』と笑み崩れた。その極上の笑顔に決心が鈍りそうになる。すると彼が口を開いた。
「・・・話したいことがあるんでしょ?しかもきっと僕にとって嬉しくない話だよね。」
「!?!?」
「やっぱりそうなんだ。昨日連絡もらった時からなんとなくわかってた。ちぃちゃんのことはよくわかるよ。だって大好きだから。」
真っ直ぐ見つめてくる眼差しは純度100%だ。でも私は彼のそんな気持ちを受け取ることは出来ない。なぜなら───。
「ごめんね、紬くん朝苦手なのに、今日は早く行って公園に行きたい、なんて。」
「ううん。ちぃちゃんとデート出来るなら毎朝でも早起きするよ。朝の散歩って気持ちいいよね。」
隣の紬くんを見上げるとにこにこの笑顔が向けられた。鼻歌でも歌い出しそうだ。こんなに楽しい雰囲気を壊す言葉を私は今から彼に伝えなくてはならない。でもいつまでもぬるま湯に浸かっていいとこ取りしていては駄目だと思ったのだ。
「ここに座らない?ホットドリンク作ってきたの。紬くんバナナ系のドリンク好きって言ってたから、バナナ豆乳。」
「本当!?嬉しいな。」
ベンチに二人で座って紬くんにドリンクを渡すと『美味しい!』と笑み崩れた。その極上の笑顔に決心が鈍りそうになる。すると彼が口を開いた。
「・・・話したいことがあるんでしょ?しかもきっと僕にとって嬉しくない話だよね。」
「!?!?」
「やっぱりそうなんだ。昨日連絡もらった時からなんとなくわかってた。ちぃちゃんのことはよくわかるよ。だって大好きだから。」
真っ直ぐ見つめてくる眼差しは純度100%だ。でも私は彼のそんな気持ちを受け取ることは出来ない。なぜなら───。