王子と社長と元彼に迫られています!
「え?」
「連絡先。」
彼はそう繰り返し私のスマホに視線をやった。
「あ、えーと、うん?それはその・・・。」
「・・・このスーツ気に入ってるんだ。イギリスからわざわざ取り寄せた生地で作った。古くから受け継がれてきた希少な生地だから、もう手に入らない。汚れが落ちなかったら俺立ち直れないかもな。それに午後の会議、重要な会議だからこの勝負スーツで出たかったのに。」
「あ、あの本当にごめんなさい。なんてお詫びしていいか・・・。」
冷たい口調と視線でグサグサと刺される。ここは必殺ジャパニーズ土下座の出番だろうか。ちょうどかがんでるし。
「言っとくけど土下座なんてされても何の効果もないから。」
───えっ、なにこの人、心読めるの!?
「・・・しかも下着も濡れたかもな。下着の替えはないから俺、ノーパンで会議出るのかな。」
「ば、ぱんつ・・・下のコンビニで買ってきます!どの形がお好みですか!?あ、フンドシは売ってないかも・・・。」
「・・・お前、俺がフンドシユーザーだと思ってるのか?」
「や、なんか健康にいいみたいだし。」
「俺はTバック派だ。布面積が極度に少ないやつを買ってこい。」
「T・・・・は、はい。わかりました。少々お待ちを。」
うーん、フンドシもある意味Tバックだから当たらずとも遠からずだったな・・・布面積が極度に少ない下着を身に付ける彼を想像しそうになってしまい、頭をぶんぶん振って走り出そうとすると手首を掴まれた。
「連絡先。」
彼はそう繰り返し私のスマホに視線をやった。
「あ、えーと、うん?それはその・・・。」
「・・・このスーツ気に入ってるんだ。イギリスからわざわざ取り寄せた生地で作った。古くから受け継がれてきた希少な生地だから、もう手に入らない。汚れが落ちなかったら俺立ち直れないかもな。それに午後の会議、重要な会議だからこの勝負スーツで出たかったのに。」
「あ、あの本当にごめんなさい。なんてお詫びしていいか・・・。」
冷たい口調と視線でグサグサと刺される。ここは必殺ジャパニーズ土下座の出番だろうか。ちょうどかがんでるし。
「言っとくけど土下座なんてされても何の効果もないから。」
───えっ、なにこの人、心読めるの!?
「・・・しかも下着も濡れたかもな。下着の替えはないから俺、ノーパンで会議出るのかな。」
「ば、ぱんつ・・・下のコンビニで買ってきます!どの形がお好みですか!?あ、フンドシは売ってないかも・・・。」
「・・・お前、俺がフンドシユーザーだと思ってるのか?」
「や、なんか健康にいいみたいだし。」
「俺はTバック派だ。布面積が極度に少ないやつを買ってこい。」
「T・・・・は、はい。わかりました。少々お待ちを。」
うーん、フンドシもある意味Tバックだから当たらずとも遠からずだったな・・・布面積が極度に少ない下着を身に付ける彼を想像しそうになってしまい、頭をぶんぶん振って走り出そうとすると手首を掴まれた。