王子と社長と元彼に迫られています!
「出張に行く車の中で社長にこうされたよな。それから王子が千咲の部屋に泊まった日の朝、こんな風に・・・。」
低い声でそう言ってニットの中に手を入れてくる。その手は私の肌を確かめるように動き回り、膨らみのひとつを包み込んだ。
「止めないの?あの時王子を止めたみたいに。」
「・・・優悟だから止めない・・・いいよ、好きにして。」
「!?~~あーもう、勘弁してくれよ。まだ宿にも着いてないのに・・・許せないなんて嘘だよ。ちょっといじめたかっただけなのに、目潤ませてそんな可愛く返り討ちにするなよ。」
優悟は起き上がり困った様子で髪をぐしゃぐしゃすると助手席を元に戻してシートベルトを締めてくれた。
「宿行くぞ。もうすぐ夕食の時間だし。」
*****
宿はそこから20分ほどのところにあった。こじんまりとした北欧風のおしゃれな建物でオレンジ色の温かい光が灯っている。フロントでチェックインを済ませて部屋に向かうのかと思いきや優悟は出口から外に出てしまった。
車に忘れ物でもしたのかと思いついていくが、駐車場とは反対の方向、今いた建物の裏に回っていく。
「優悟、どこに・・・?」
追いついて顔を上げると目の前には物語に出てきそうな可愛らしい建物があった。
「一棟貸しの宿だから今日はここに泊まるんだ。」
「え・・・ここに二人で・・・!?」
二階建てのその建物は二人で泊まるには明らかに広過ぎる。口をぽかんと開けたままでいると優悟は鍵を開けてから私の方に戻ってきて『ほら。』と手を引いた。
低い声でそう言ってニットの中に手を入れてくる。その手は私の肌を確かめるように動き回り、膨らみのひとつを包み込んだ。
「止めないの?あの時王子を止めたみたいに。」
「・・・優悟だから止めない・・・いいよ、好きにして。」
「!?~~あーもう、勘弁してくれよ。まだ宿にも着いてないのに・・・許せないなんて嘘だよ。ちょっといじめたかっただけなのに、目潤ませてそんな可愛く返り討ちにするなよ。」
優悟は起き上がり困った様子で髪をぐしゃぐしゃすると助手席を元に戻してシートベルトを締めてくれた。
「宿行くぞ。もうすぐ夕食の時間だし。」
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宿はそこから20分ほどのところにあった。こじんまりとした北欧風のおしゃれな建物でオレンジ色の温かい光が灯っている。フロントでチェックインを済ませて部屋に向かうのかと思いきや優悟は出口から外に出てしまった。
車に忘れ物でもしたのかと思いついていくが、駐車場とは反対の方向、今いた建物の裏に回っていく。
「優悟、どこに・・・?」
追いついて顔を上げると目の前には物語に出てきそうな可愛らしい建物があった。
「一棟貸しの宿だから今日はここに泊まるんだ。」
「え・・・ここに二人で・・・!?」
二階建てのその建物は二人で泊まるには明らかに広過ぎる。口をぽかんと開けたままでいると優悟は鍵を開けてから私の方に戻ってきて『ほら。』と手を引いた。