王子と社長と元彼に迫られています!
唇と唇が触れた時、部屋の方を見ていた優悟が声を上げた。
「今、日付変わった。千咲、誕生日おめでとう。」
その後唇が深く重なって『ありがとう。』も言えなかった。
長過ぎるキスにさすがにのぼせてしまった。お互いの体を拭いてバスタオル姿のまま水分補給をしてから宿の浴衣を着せ合い、ドライヤーを交互に使って髪を乾かし合ってから、小上がりでまったりとしていた。
「裸で誕生日迎えちゃったよ。」
「生まれた時と同じだからよかったんじゃない?新生、鈴丘千咲の誕生。」
優悟にそう言われ、二人でくすくす笑った。
「さっき言えなかったけど、ありがとう、優悟。生まれてから一番幸せな誕生日だよ。」
「言っとくけど毎年こんなすごくはないかもしれないからな。期待し過ぎるなよ?」
「してないよ。」
「いや、ちょっとはしろよ。」
「優悟と居られたら、それでいい。一緒に居てくれること、全然当たり前のことじゃなかったのに、私はそれに気づかずに手放しちゃった。」
「俺だってそうだよ。千咲が『別れたい。』って言うから、『じゃあそうするか。』っていつもの調子で受け入れて・・・千咲と離れるのがどんなことかってちゃんと考えなかったんだ。」
そう言って優悟は私の手に指を絡めた。
「もし次千咲に『別れたい。』って言われたら全力で抵抗する。」
「もう言わないよ。」
そう言って彼の手を握り返す。
「なんか千咲と別れていたのは一ヶ月もないのにすごく長く感じる。その間会ったりしてたのに。」
「私もそう思う。」
「一度離れるのは俺達にとって必要なことだったのかもしれないな。」
「うん・・・。」
「・・・あ~、でもやっぱりムカつくな。あいつら俺の千咲にベタベタ触りやがって・・・あいつらの千咲に対する気持ちが中途半端なもんじゃないのはわかってるけど、それでもさぁ・・・。」
優悟は急に攻撃的な眼差しになると着せてくれたばかりの私の浴衣の帯をほどき、浴衣を左右に大きく開いた。
「今、日付変わった。千咲、誕生日おめでとう。」
その後唇が深く重なって『ありがとう。』も言えなかった。
長過ぎるキスにさすがにのぼせてしまった。お互いの体を拭いてバスタオル姿のまま水分補給をしてから宿の浴衣を着せ合い、ドライヤーを交互に使って髪を乾かし合ってから、小上がりでまったりとしていた。
「裸で誕生日迎えちゃったよ。」
「生まれた時と同じだからよかったんじゃない?新生、鈴丘千咲の誕生。」
優悟にそう言われ、二人でくすくす笑った。
「さっき言えなかったけど、ありがとう、優悟。生まれてから一番幸せな誕生日だよ。」
「言っとくけど毎年こんなすごくはないかもしれないからな。期待し過ぎるなよ?」
「してないよ。」
「いや、ちょっとはしろよ。」
「優悟と居られたら、それでいい。一緒に居てくれること、全然当たり前のことじゃなかったのに、私はそれに気づかずに手放しちゃった。」
「俺だってそうだよ。千咲が『別れたい。』って言うから、『じゃあそうするか。』っていつもの調子で受け入れて・・・千咲と離れるのがどんなことかってちゃんと考えなかったんだ。」
そう言って優悟は私の手に指を絡めた。
「もし次千咲に『別れたい。』って言われたら全力で抵抗する。」
「もう言わないよ。」
そう言って彼の手を握り返す。
「なんか千咲と別れていたのは一ヶ月もないのにすごく長く感じる。その間会ったりしてたのに。」
「私もそう思う。」
「一度離れるのは俺達にとって必要なことだったのかもしれないな。」
「うん・・・。」
「・・・あ~、でもやっぱりムカつくな。あいつら俺の千咲にベタベタ触りやがって・・・あいつらの千咲に対する気持ちが中途半端なもんじゃないのはわかってるけど、それでもさぁ・・・。」
優悟は急に攻撃的な眼差しになると着せてくれたばかりの私の浴衣の帯をほどき、浴衣を左右に大きく開いた。