王子と社長と元彼に迫られています!
「えっ・・・ちょっと!?」
「さっきのじゃ俺はまだまだ全然足りてない。千咲は足りた?」
「え・・・いや、その・・・。」
───その、すごくよかったけどいきなりだったし私があまりにも早く頂上まで到達してしまったから・・・でもこんなこと恥ずかしくて言えない・・・。
言い淀んでいるうちに浴衣が完全に取り払われた。
「『足りなかった。』って顔してる。」
優悟の手が頬に添えられる。恥ずかしくて俯くと『ちゃんとこっち見て。』と目線を合わせられる。
「・・・その、さっきのは24歳最後の、だったから今度は25歳最初の、っていうか・・・えっと、だから・・・。」
観念して言葉にする。冷めてきていたはずの顔がのぼせた時よりももっと熱い。
───今私どんな顔してるんだろう。恥ずかしくて泣きそう。体が疼いてしまっていることはばれていないだろうけど・・・。
「あ~ダメ、まじで可愛い。もう絶対誰にも触らせない。」
そう言って優悟はぎゅっと私を抱きしめた。しばらくそのままでいて抱き合ったまま立ち上がる。すると体が離れ『これ』と言ってキラキラ光るものを差し出してきた。それは小さなティアラがついた日常的に使えそうなヘアクリップだった。
「千咲はあいつの、じゃなくて俺の姫だから。俺はあいつみたいに王子じゃないけど、千咲のこと大切にする、ずっと守る。」
耳からとろけてしまいそうな、紬くん顔負けの甘い甘いキャラメルボイスでそう言った優悟はクリップを私の髪につけてくれた。
「・・・ありがとう。」
彼は涙を浮かべてそう言った私の髪を撫で、指で涙を拭ってくれると、私をお姫様のように抱き上げ、天蓋つきのベッドにそっと横たえた。
「さっきのじゃ俺はまだまだ全然足りてない。千咲は足りた?」
「え・・・いや、その・・・。」
───その、すごくよかったけどいきなりだったし私があまりにも早く頂上まで到達してしまったから・・・でもこんなこと恥ずかしくて言えない・・・。
言い淀んでいるうちに浴衣が完全に取り払われた。
「『足りなかった。』って顔してる。」
優悟の手が頬に添えられる。恥ずかしくて俯くと『ちゃんとこっち見て。』と目線を合わせられる。
「・・・その、さっきのは24歳最後の、だったから今度は25歳最初の、っていうか・・・えっと、だから・・・。」
観念して言葉にする。冷めてきていたはずの顔がのぼせた時よりももっと熱い。
───今私どんな顔してるんだろう。恥ずかしくて泣きそう。体が疼いてしまっていることはばれていないだろうけど・・・。
「あ~ダメ、まじで可愛い。もう絶対誰にも触らせない。」
そう言って優悟はぎゅっと私を抱きしめた。しばらくそのままでいて抱き合ったまま立ち上がる。すると体が離れ『これ』と言ってキラキラ光るものを差し出してきた。それは小さなティアラがついた日常的に使えそうなヘアクリップだった。
「千咲はあいつの、じゃなくて俺の姫だから。俺はあいつみたいに王子じゃないけど、千咲のこと大切にする、ずっと守る。」
耳からとろけてしまいそうな、紬くん顔負けの甘い甘いキャラメルボイスでそう言った優悟はクリップを私の髪につけてくれた。
「・・・ありがとう。」
彼は涙を浮かべてそう言った私の髪を撫で、指で涙を拭ってくれると、私をお姫様のように抱き上げ、天蓋つきのベッドにそっと横たえた。