王子と社長と元彼に迫られています!
「この鯖、美味しい!」
ふっくらとして油が乗っていて、今まで食べたことのある中で一番美味しかった。ご飯がどんどん進んでしまう。おかわりは有料だろうか。
「ここの鯖、多分東京で一番美味いから連れてきたかったんだよ。鯖好きなんだろ?」
「え?何で?」
「?いつもカフェテリアで『チサバちゃん』って呼ばれてるだろ?メッセージアプリのアイコンだって鯖だし。」
「・・・それは、性格がサバサバしてるからってことで、『チサキ+サバサバ』で『チサバ』って学生の時に呼ばれてて、それを会社でも言ったらそう呼ばれるようになって・・・。」
「は!?そういう理由!?」
「あ、でも、魚の中では鯖が一番好きですけど。」
「・・・ぷっ!ははは!」
悪魔───彼は吹き出して顔をくしゃくしゃにしてお腹を抱えて笑った。そんなに面白いだろうか?大して飲んでいないけれどもしかしたら笑い上戸なのかもしれない。笑顔の可愛さは紬くんと張るだろう。いや、この人の方が妖艶な雰囲気とのギャップ萌え加点がある分、なんだかやたらとドギマギしてしまう。
ふっくらとして油が乗っていて、今まで食べたことのある中で一番美味しかった。ご飯がどんどん進んでしまう。おかわりは有料だろうか。
「ここの鯖、多分東京で一番美味いから連れてきたかったんだよ。鯖好きなんだろ?」
「え?何で?」
「?いつもカフェテリアで『チサバちゃん』って呼ばれてるだろ?メッセージアプリのアイコンだって鯖だし。」
「・・・それは、性格がサバサバしてるからってことで、『チサキ+サバサバ』で『チサバ』って学生の時に呼ばれてて、それを会社でも言ったらそう呼ばれるようになって・・・。」
「は!?そういう理由!?」
「あ、でも、魚の中では鯖が一番好きですけど。」
「・・・ぷっ!ははは!」
悪魔───彼は吹き出して顔をくしゃくしゃにしてお腹を抱えて笑った。そんなに面白いだろうか?大して飲んでいないけれどもしかしたら笑い上戸なのかもしれない。笑顔の可愛さは紬くんと張るだろう。いや、この人の方が妖艶な雰囲気とのギャップ萌え加点がある分、なんだかやたらとドギマギしてしまう。