王子と社長と元彼に迫られています!
何の前触れもないキスだった。
「なんで・・・!?」
「ちぃちゃんのことが好きだから。」
唇を押さえながら言うと、紬くんは熱っぽい目でこちらを見つめて言った。
「ずっと好きだった。だから毎日見てたし、仕事始めの日についにチャンス来たと思って。今年おみくじ大吉だったしね。」
いつもにこにこしている癒し系の紬くんが『男』の顔になっていて戸惑ってしまう。
「僕と付き合ってください。」
「!?!?!?」
手を掴まれたまま言われる。その言葉に途端に暁さんの顔が頭に浮かんできた。
───信じられない。二日連続でイケメンにキス&告白されるなんて、夢でもなかなか見ないでしょ・・・。
「急にごめんね。明日も仕事だし、ドリンク飲んだら出ようか。」
紬くんの手は固まる私の手から離れて頭を撫でてくれたあと、グラスを持った。ウーロン茶が吸い込まれていく唇をぼうっと見つめてしまっていたが、私も慌ててはちみつレモンのグラスを持って爽やかで甘い液体を喉に流し込んだ。
カラオケを出ると紬くんはマンションの前まで送ってくれた。『じゃあ・・・。』と言って別れ、部屋に着いて電気をつけてから、もしかしてと思って窓から外を見るとそこに彼はいて、小さく手を振ってくれた。
「なんで・・・!?」
「ちぃちゃんのことが好きだから。」
唇を押さえながら言うと、紬くんは熱っぽい目でこちらを見つめて言った。
「ずっと好きだった。だから毎日見てたし、仕事始めの日についにチャンス来たと思って。今年おみくじ大吉だったしね。」
いつもにこにこしている癒し系の紬くんが『男』の顔になっていて戸惑ってしまう。
「僕と付き合ってください。」
「!?!?!?」
手を掴まれたまま言われる。その言葉に途端に暁さんの顔が頭に浮かんできた。
───信じられない。二日連続でイケメンにキス&告白されるなんて、夢でもなかなか見ないでしょ・・・。
「急にごめんね。明日も仕事だし、ドリンク飲んだら出ようか。」
紬くんの手は固まる私の手から離れて頭を撫でてくれたあと、グラスを持った。ウーロン茶が吸い込まれていく唇をぼうっと見つめてしまっていたが、私も慌ててはちみつレモンのグラスを持って爽やかで甘い液体を喉に流し込んだ。
カラオケを出ると紬くんはマンションの前まで送ってくれた。『じゃあ・・・。』と言って別れ、部屋に着いて電気をつけてから、もしかしてと思って窓から外を見るとそこに彼はいて、小さく手を振ってくれた。