王子と社長と元彼に迫られています!
「本当、くだらないんだけど、デリケートな年頃だったから病んじゃって・・・。中学に行かなくなって、通信制の高校に入ったんだ。中高と勉強はしてたけど部活に行くわけでも友達と遊ぶわけでもないから時間があって、好きなwebデザインの勉強にたくさんの時間を充てられた。それで、高校卒業後に今の会社に入社したんだ。」
「そうだったんだ・・・。」
「学歴関係なく仕事の結果をそのまま評価してくれる会社なんだ。外見以外を評価されるのが嬉しかった。青春の思い出、みたいなのはないけど、僕のあの日々は無駄じゃなかった、ちゃんと報われたって思ったんだ。」
紬くんはいきいきとした笑顔を見せてくれた。なんだかむしょうに抱きしめたくなってしまって、彼の胸に顔を埋めてぎゅっとしてしまった。
「!?!?ちぃちゃん・・・!?」
「・・・辛かったね。でもすごく頑張ったんだね。すごいよ、本当に・・・なんかもっと、ちゃんと今の気持ち表せる言葉が言えればいいんだけど・・・。」
「言葉なんて要らないよ。」
紬くんが強く抱きしめ返してくれた。しばらくそうしていて体が離れ、彼がじっと見つめてくる。これは、キス・・・そう直感した時、玄関のドアが開く音がした。
すぐにドタドタという足音が聞こえ、リビングのドアから巻き髪でロリータファッションに身を包んだお人形のように可愛い女の子が現れた。
「そうだったんだ・・・。」
「学歴関係なく仕事の結果をそのまま評価してくれる会社なんだ。外見以外を評価されるのが嬉しかった。青春の思い出、みたいなのはないけど、僕のあの日々は無駄じゃなかった、ちゃんと報われたって思ったんだ。」
紬くんはいきいきとした笑顔を見せてくれた。なんだかむしょうに抱きしめたくなってしまって、彼の胸に顔を埋めてぎゅっとしてしまった。
「!?!?ちぃちゃん・・・!?」
「・・・辛かったね。でもすごく頑張ったんだね。すごいよ、本当に・・・なんかもっと、ちゃんと今の気持ち表せる言葉が言えればいいんだけど・・・。」
「言葉なんて要らないよ。」
紬くんが強く抱きしめ返してくれた。しばらくそうしていて体が離れ、彼がじっと見つめてくる。これは、キス・・・そう直感した時、玄関のドアが開く音がした。
すぐにドタドタという足音が聞こえ、リビングのドアから巻き髪でロリータファッションに身を包んだお人形のように可愛い女の子が現れた。