王子と社長と元彼に迫られています!
*****
一度家に帰って着替えてから優悟の家に向かう。彼の家に行くのは随分久しぶりのように感じた。
玄関が開いた途端、優悟に抱きすくめられた。
「・・・よかった。帰ってきてくれて・・・。」
耳に入ってきた泣きそうな声が内側から涙腺を刺激して、こちらまで泣きそうになってしまった・・・いや、私は今色々な意味で泣きたいのである。
「夢で、千咲がドS社長と出張に行ってさ、ドレス着せられたりして・・・仕事終わってホテル帰ってから、千咲の部屋で一緒に飲んでて・・・そこから先はどうなったかわからないんだけど・・・。」
───え!?わからない?・・・昨日は暁さんと話しているうちに日付が変わってしまった。もしかして、その日の23:59までの私の姿しか優悟には見られないのかも・・・。ということはその後に起きたことについて見るのは今夜・・・じゃ、もし、今夜優悟が寝ずに徹夜したら例のことは見ないで済むのかな・・・?それとも、次の時に2回分見るの!?・・・いずれにせよ、今はとにかく・・・。
「・・・優悟、突然で悪いんだけど、シャワー貸してもらえる?」
「え!?」
「あと、もう遅いけど私にくっつかない方がいいよ・・・なぜなら・・・。」
「なぜなら?」
「鳩さんが落とし物をしていったの。私の頭と服に。」
*****
シャワーを浴びてバスタオルを巻き脱衣所に出るとそこに優悟がいた。
「!?・・・なんで・・・。」
「化粧水とか乳液ちゃんとあるかなって。ここではいつも俺の使ってただろ。俺乳液塗らない時もあるからさ。冬は乾燥するからだいたい塗ってるけど。」
「そっか、ありがと。」
優悟はこちらをじっと見ると私に近づいて胸のすぐ上辺りに触れた。
「!?・・・な、何!?」
「なんか、肌綺麗になったなと思って。つやつやっていうか。」
「そ、そうかな?最近、湯船に浸かるようになったしボディミルクも塗るようになったからかな。」
「ふーん・・・。」
優悟は私の肌に熱い視線を送ったまま手を滑らせて撫でていて、なんだか妙な気持ちになってきてしまう。
「ち、ちょっと・・・!?!?」
体をよじって彼の手を振り払うと同時に、バスタオルがはらり、と床に落ちた。
一度家に帰って着替えてから優悟の家に向かう。彼の家に行くのは随分久しぶりのように感じた。
玄関が開いた途端、優悟に抱きすくめられた。
「・・・よかった。帰ってきてくれて・・・。」
耳に入ってきた泣きそうな声が内側から涙腺を刺激して、こちらまで泣きそうになってしまった・・・いや、私は今色々な意味で泣きたいのである。
「夢で、千咲がドS社長と出張に行ってさ、ドレス着せられたりして・・・仕事終わってホテル帰ってから、千咲の部屋で一緒に飲んでて・・・そこから先はどうなったかわからないんだけど・・・。」
───え!?わからない?・・・昨日は暁さんと話しているうちに日付が変わってしまった。もしかして、その日の23:59までの私の姿しか優悟には見られないのかも・・・。ということはその後に起きたことについて見るのは今夜・・・じゃ、もし、今夜優悟が寝ずに徹夜したら例のことは見ないで済むのかな・・・?それとも、次の時に2回分見るの!?・・・いずれにせよ、今はとにかく・・・。
「・・・優悟、突然で悪いんだけど、シャワー貸してもらえる?」
「え!?」
「あと、もう遅いけど私にくっつかない方がいいよ・・・なぜなら・・・。」
「なぜなら?」
「鳩さんが落とし物をしていったの。私の頭と服に。」
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シャワーを浴びてバスタオルを巻き脱衣所に出るとそこに優悟がいた。
「!?・・・なんで・・・。」
「化粧水とか乳液ちゃんとあるかなって。ここではいつも俺の使ってただろ。俺乳液塗らない時もあるからさ。冬は乾燥するからだいたい塗ってるけど。」
「そっか、ありがと。」
優悟はこちらをじっと見ると私に近づいて胸のすぐ上辺りに触れた。
「!?・・・な、何!?」
「なんか、肌綺麗になったなと思って。つやつやっていうか。」
「そ、そうかな?最近、湯船に浸かるようになったしボディミルクも塗るようになったからかな。」
「ふーん・・・。」
優悟は私の肌に熱い視線を送ったまま手を滑らせて撫でていて、なんだか妙な気持ちになってきてしまう。
「ち、ちょっと・・・!?!?」
体をよじって彼の手を振り払うと同時に、バスタオルがはらり、と床に落ちた。