王子と社長と元彼に迫られています!
「あわわっ!」
慌ててしゃがんでバスタオルを拾おうとすると優悟が一足先に拾った。私に渡してくれるものだと思ったのに、彼は私を見下ろしたままだ。
「優悟?」
「立って。ちゃんと見せて。」
「え!?」
手を引かれ立ち上がらせられる。彼はバスタオルを再び床に落とした。壁に追い込こまれて両手を開かれてしまい、体が全て露になってしまう。
「ねぇ・・・恥ずかしいよ。」
「俺に何度も見られてるだろ。」
「な、何度も見てるんだから、今更見なくてもいいでしょ!?」
優悟はまるで何かの痕跡を探すように私の体のあちこちを見ている。
「・・・ないか。そうだよな、夢だしな・・・。電話してる時、男の声が聞こえたようだったのは気のせいか。千咲、今の会社に入ってすぐにも出張行ってたもんな。」
「う、うん・・・。」
優悟は表情を緩めたが、私の両手を掴む手を緩める様子はないし、視線も逸らしてくれない。
「ね、お願いだからもう・・・。」
何度も見られているはずなのに、優悟の視線が今までとは違う気がして顔がかあっと熱くなる。そんな私の頬に彼の唇が触れた。
「!?・・・ちょっ・・・!!」
「・・・熱い。こっちはどうかな?」
今度は私の胸の上に触れてそこをきゅっと吸った。彼の唇が離れるとそこに赤い痕が残った。キスマークなんて今までつけたことなかったのに一体どうしたんだろう・・・戸惑いつつもその小さな赤い印を見るとなんだか嬉しかった。
「・・・ごめん、はい。」
優悟はバスタオルを拾って私に差し出すと脱衣所を出ていった。
───なんなんだ───!?
意味がわからなかったが、夢で暁さんとのことを見られるわけにはいかないので、今夜はなんとかして彼を徹夜させなければならない、と改めて思った。
慌ててしゃがんでバスタオルを拾おうとすると優悟が一足先に拾った。私に渡してくれるものだと思ったのに、彼は私を見下ろしたままだ。
「優悟?」
「立って。ちゃんと見せて。」
「え!?」
手を引かれ立ち上がらせられる。彼はバスタオルを再び床に落とした。壁に追い込こまれて両手を開かれてしまい、体が全て露になってしまう。
「ねぇ・・・恥ずかしいよ。」
「俺に何度も見られてるだろ。」
「な、何度も見てるんだから、今更見なくてもいいでしょ!?」
優悟はまるで何かの痕跡を探すように私の体のあちこちを見ている。
「・・・ないか。そうだよな、夢だしな・・・。電話してる時、男の声が聞こえたようだったのは気のせいか。千咲、今の会社に入ってすぐにも出張行ってたもんな。」
「う、うん・・・。」
優悟は表情を緩めたが、私の両手を掴む手を緩める様子はないし、視線も逸らしてくれない。
「ね、お願いだからもう・・・。」
何度も見られているはずなのに、優悟の視線が今までとは違う気がして顔がかあっと熱くなる。そんな私の頬に彼の唇が触れた。
「!?・・・ちょっ・・・!!」
「・・・熱い。こっちはどうかな?」
今度は私の胸の上に触れてそこをきゅっと吸った。彼の唇が離れるとそこに赤い痕が残った。キスマークなんて今までつけたことなかったのに一体どうしたんだろう・・・戸惑いつつもその小さな赤い印を見るとなんだか嬉しかった。
「・・・ごめん、はい。」
優悟はバスタオルを拾って私に差し出すと脱衣所を出ていった。
───なんなんだ───!?
意味がわからなかったが、夢で暁さんとのことを見られるわけにはいかないので、今夜はなんとかして彼を徹夜させなければならない、と改めて思った。