王子と社長と元彼に迫られています!
「ちぃちゃん、おはよ!」
朝マンションを出ると、『世界爽やかな笑顔コンテスト』でグランプリを受賞すること間違いなしの笑顔をした紬くんが立っていた。
週末に連日違う男性とベッドで過ごしてしまった自分に嫌悪感がいっぱいで、なんとなく朝の通勤で紬くんに会いたくないと思った。その為月曜日の昨日、『これからしばらく会社に早く行くことになったので、先に行きます。』というメッセージを送っていたのであった。
「紬くん!?どうして!?」
「朝ちぃちゃんと会わないと一日が始まらないんだよ。僕ね、前は毎日会社に出勤してた訳じゃないんだ。職業柄リモートワークが出来るから。でも、電車でちぃちゃんの存在に気づいた時から毎日出勤するようになったんだよね。」
紬くんの気持ちに胸がとくん、と鳴った。よく見ると彼の鼻の頭が赤い。
「・・・もしかして長い間ここにいたの?」
「一時間くらいかな。ちぃちゃんがいつ出てくるかわからないし。不審者だと思われて通報されないか心配だったけど。あ、でもこれってストーカーみたいだよね?ごめん、迷惑だった?」
「迷惑なんかじゃないけど、駄目だよそんなことしたら!こんなに寒いんだから風邪引いちゃうでしょ!?」
「・・・じゃあ、温めてくれる?」
紬くんはそう言って突然私を抱きしめた。
朝マンションを出ると、『世界爽やかな笑顔コンテスト』でグランプリを受賞すること間違いなしの笑顔をした紬くんが立っていた。
週末に連日違う男性とベッドで過ごしてしまった自分に嫌悪感がいっぱいで、なんとなく朝の通勤で紬くんに会いたくないと思った。その為月曜日の昨日、『これからしばらく会社に早く行くことになったので、先に行きます。』というメッセージを送っていたのであった。
「紬くん!?どうして!?」
「朝ちぃちゃんと会わないと一日が始まらないんだよ。僕ね、前は毎日会社に出勤してた訳じゃないんだ。職業柄リモートワークが出来るから。でも、電車でちぃちゃんの存在に気づいた時から毎日出勤するようになったんだよね。」
紬くんの気持ちに胸がとくん、と鳴った。よく見ると彼の鼻の頭が赤い。
「・・・もしかして長い間ここにいたの?」
「一時間くらいかな。ちぃちゃんがいつ出てくるかわからないし。不審者だと思われて通報されないか心配だったけど。あ、でもこれってストーカーみたいだよね?ごめん、迷惑だった?」
「迷惑なんかじゃないけど、駄目だよそんなことしたら!こんなに寒いんだから風邪引いちゃうでしょ!?」
「・・・じゃあ、温めてくれる?」
紬くんはそう言って突然私を抱きしめた。