受難体質の女軍人は漆黒の美形獣人に求愛される
デュークの手が、レーヴのお尻に触れる。やわやわと揉み解すような手つきに、レーヴは涙目で訴えた。
「デュークッ!」
少しでも距離を取ろうとレーヴはデュークの胸に腕を突っ張ったが、びくともしない。
とろりとした目をしている彼は、発情期の馬みたいだ。
思わず当て馬という言葉が脳裏を過って、レーヴは「いやいやいや! それはない」と突っ込む。
まさか自分なんかに彼が魅力を感じ、そして発情しているなんて信じられなくて、レーヴは真剣に、
(私に話せない重大な問題ってこれなんじゃ……? 獣人研究のための生体実験をされて、その副作用か何かで発情しやすくなってしまったとか⁉︎)
と思った。
「デュークッ!」
少しでも距離を取ろうとレーヴはデュークの胸に腕を突っ張ったが、びくともしない。
とろりとした目をしている彼は、発情期の馬みたいだ。
思わず当て馬という言葉が脳裏を過って、レーヴは「いやいやいや! それはない」と突っ込む。
まさか自分なんかに彼が魅力を感じ、そして発情しているなんて信じられなくて、レーヴは真剣に、
(私に話せない重大な問題ってこれなんじゃ……? 獣人研究のための生体実験をされて、その副作用か何かで発情しやすくなってしまったとか⁉︎)
と思った。