受難体質の女軍人は漆黒の美形獣人に求愛される
6
不意打ちの頭ポンポンの衝撃をようやく消化した頃、デュークは戻ってきた。
向こうでは、無事に一人一つクローバーを見つけた子どもたちが、はしゃいでいる。
「待たせてごめんね。気付いたら子どもの数がどんどん増えていて……」
言われてみれば、寄ってきた子どもよりも数が多くなっている。
しっかり最後の一人まで世話をする面倒見のよさに、デュークの父性を感じたレーヴの心が跳ねた。
(いけない。妄想、やめぇ。あ、そんなっ……くぅぅ!)
レーヴは内心、もだえた。
まるで辱めを受けているような声を上げているが、妄想内容は至って健全である。
両の手それぞれで子どもと手をつなぎ、仲良く散歩しているデューク。夕日で伸びた影が、愛しさを増すようだ。
さらにその隣で微笑む自分も妄想に追加してしまい、レーヴはますますもだえた。
そんな時である。
向こうでは、無事に一人一つクローバーを見つけた子どもたちが、はしゃいでいる。
「待たせてごめんね。気付いたら子どもの数がどんどん増えていて……」
言われてみれば、寄ってきた子どもよりも数が多くなっている。
しっかり最後の一人まで世話をする面倒見のよさに、デュークの父性を感じたレーヴの心が跳ねた。
(いけない。妄想、やめぇ。あ、そんなっ……くぅぅ!)
レーヴは内心、もだえた。
まるで辱めを受けているような声を上げているが、妄想内容は至って健全である。
両の手それぞれで子どもと手をつなぎ、仲良く散歩しているデューク。夕日で伸びた影が、愛しさを増すようだ。
さらにその隣で微笑む自分も妄想に追加してしまい、レーヴはますますもだえた。
そんな時である。