三度目のファーストキス
よくわからない彼ー桃花
まだ暑さが残る9月中旬の木曜日。今日の授業は2限と4限。2限は専攻学科の「栄養学」の授業。ほのちゃんと授業を受けてそのままご飯を食べる。2限と3限の間にお昼休みが1時間ある。空き教室でお弁当を広げた。二人とも食に関心があるということでよくお弁当を作ってきて一緒に食べる。
「おぉ。桃花は今日魚のフライか。いただきっ!...ん。うまっ。」
「へへ。よかった。私は~玉子焼きもらいっ。…うん!安定のおいしさ~」
ほのちゃんは玉子焼きがすごく上手。ふわふわで少し甘い玉子焼きが私のお気に入り。
「桃花っておいしいもの食べる時ホントいい顔するよね。癒される。」
ほのちゃんが私の頭をぽんぽんする。私はなぜかよくなでられる。とはいっても、ほのちゃんと智くんとおじいちゃん達しかいないけど。
「だって食べてるとき幸せだもん~」
「それは同感。」
二人で笑いあう。
とその時、携帯の振動が。メッセージが届いたようだ。差出人の名前にどきっとした。
「ん?メッセージ?誰?」
「えっと…レンくんから......」
「レンくん?ああ。あの時のイケメン」
「3限空いてたら3号館のカフェに来ない?だって。うちら3限ないけどほのちゃんどうす...?」
「行く!!!!」
「……」
食い気味にかぶせてきたほのちゃんに驚く。
「ああ。イケメンに会えるなんて最高。目の保養」
キラキラした目でうっとりする彼女。だめだ。ほのちゃんはイケメンが大好きだった。私は彼女の様子を見て苦笑いした。
「レンくん彼女いるんだからね。」
「知ってる知ってる。韓国語の授業の時隣にいためちゃめちゃキレーな子でしょ。そんな身の程知らずな事しないって。わかってるって。見るだけ見るだけ。」
「ならいいけど…」
ほのちゃんの「身の程知らず」という言葉になぜか胸が痛んだ。
「おぉ。桃花は今日魚のフライか。いただきっ!...ん。うまっ。」
「へへ。よかった。私は~玉子焼きもらいっ。…うん!安定のおいしさ~」
ほのちゃんは玉子焼きがすごく上手。ふわふわで少し甘い玉子焼きが私のお気に入り。
「桃花っておいしいもの食べる時ホントいい顔するよね。癒される。」
ほのちゃんが私の頭をぽんぽんする。私はなぜかよくなでられる。とはいっても、ほのちゃんと智くんとおじいちゃん達しかいないけど。
「だって食べてるとき幸せだもん~」
「それは同感。」
二人で笑いあう。
とその時、携帯の振動が。メッセージが届いたようだ。差出人の名前にどきっとした。
「ん?メッセージ?誰?」
「えっと…レンくんから......」
「レンくん?ああ。あの時のイケメン」
「3限空いてたら3号館のカフェに来ない?だって。うちら3限ないけどほのちゃんどうす...?」
「行く!!!!」
「……」
食い気味にかぶせてきたほのちゃんに驚く。
「ああ。イケメンに会えるなんて最高。目の保養」
キラキラした目でうっとりする彼女。だめだ。ほのちゃんはイケメンが大好きだった。私は彼女の様子を見て苦笑いした。
「レンくん彼女いるんだからね。」
「知ってる知ってる。韓国語の授業の時隣にいためちゃめちゃキレーな子でしょ。そんな身の程知らずな事しないって。わかってるって。見るだけ見るだけ。」
「ならいいけど…」
ほのちゃんの「身の程知らず」という言葉になぜか胸が痛んだ。