エリート弁護士は、溢れる庇護欲で年下彼女を囲い込む
「私は矢城先生じゃないと嫌です。こんなに素敵な男性と巡り会えた運命に感謝しています。あの騒動さえも、あってよかったのかもと今は思うんです。先生に拾ってもらえたんですから」
両手を伸ばし、包むように矢城の頬に触れてみた。
「大好きです。矢城先生」
彼に拾われたのはまだ冬の気配の残る二月のことであった。
あれから半年ほど、どれだけ支えてもらったか。
想いはあふれ、詩織の目を潤ませる。
(抱いてください……)
口にはできないウブな詩織であったが、その気持ちは表情から伝わったようだ。
矢城に蠱惑的な雰囲気が戻る。
迷いを断った様子の彼は獲物を前にした獣のような目をして、口の端をつり上げた。
頬に添えられている詩織の手を掴むと、華奢な指先をペロリと舐めて見せる。
詩織が思わず甘い声を漏らしたら、その手を彼の下腹部より下に持っていかれた。
「触って。そこ、どうなってる?」
意地悪な問いに、詩織は真っ赤になって目を逸らす。
もう一方の手の甲で顔を半分覆うと、呼吸音に紛れてしまいそうな小声で答える。
「……なってます」
「聞こえないよ」
「お、大きく……」
「それだけ?」
両手を伸ばし、包むように矢城の頬に触れてみた。
「大好きです。矢城先生」
彼に拾われたのはまだ冬の気配の残る二月のことであった。
あれから半年ほど、どれだけ支えてもらったか。
想いはあふれ、詩織の目を潤ませる。
(抱いてください……)
口にはできないウブな詩織であったが、その気持ちは表情から伝わったようだ。
矢城に蠱惑的な雰囲気が戻る。
迷いを断った様子の彼は獲物を前にした獣のような目をして、口の端をつり上げた。
頬に添えられている詩織の手を掴むと、華奢な指先をペロリと舐めて見せる。
詩織が思わず甘い声を漏らしたら、その手を彼の下腹部より下に持っていかれた。
「触って。そこ、どうなってる?」
意地悪な問いに、詩織は真っ赤になって目を逸らす。
もう一方の手の甲で顔を半分覆うと、呼吸音に紛れてしまいそうな小声で答える。
「……なってます」
「聞こえないよ」
「お、大きく……」
「それだけ?」