エリート弁護士は、溢れる庇護欲で年下彼女を囲い込む
(先生、起きたかな……)
衝立の向こうに耳を澄ませたが、シャワーの音は聞こえない。
矢城はまだ夢の中なのだろう。
昨夜は遅くまで仕事をしていたようで、ベッドを共にはしていない。
彼の疲労を慮り、ゆっくり寝かせてあげたいと思いつつも、始業時間に間に合わないと困るので、詩織は矢城の寝室に向かった。
この部屋には週に一、二度のペースで招かれているが、ドアをノックして声をかけるのに、まだ少し緊張する。
「矢城先生、おはようございます。朝ですよ」
「おはよ」
スッキリとした声が真後ろから聞こえた。
同時に裸の腕が詩織の体に回され、背中から抱きしめられる。
こめかみの辺りに無精ひげがチクチクとあたり、ボディソープやシャンプーの爽やかな香りが鼻を掠めた。
どうやら既に起きていて、調度シャワーを浴び終えたところであったようだ。
きっと腰にバスタオルを巻いただけの姿だろう。
矢城の体を知っているのに、詩織の鼓動は勝手に高まる。
「起きていたんですね。よかっ……キャッ!」
控えめな悲鳴を上げたのは、服の上から胸を揉まれたからだ。
おまけに首筋にチュッと吸いつかれる。
衝立の向こうに耳を澄ませたが、シャワーの音は聞こえない。
矢城はまだ夢の中なのだろう。
昨夜は遅くまで仕事をしていたようで、ベッドを共にはしていない。
彼の疲労を慮り、ゆっくり寝かせてあげたいと思いつつも、始業時間に間に合わないと困るので、詩織は矢城の寝室に向かった。
この部屋には週に一、二度のペースで招かれているが、ドアをノックして声をかけるのに、まだ少し緊張する。
「矢城先生、おはようございます。朝ですよ」
「おはよ」
スッキリとした声が真後ろから聞こえた。
同時に裸の腕が詩織の体に回され、背中から抱きしめられる。
こめかみの辺りに無精ひげがチクチクとあたり、ボディソープやシャンプーの爽やかな香りが鼻を掠めた。
どうやら既に起きていて、調度シャワーを浴び終えたところであったようだ。
きっと腰にバスタオルを巻いただけの姿だろう。
矢城の体を知っているのに、詩織の鼓動は勝手に高まる。
「起きていたんですね。よかっ……キャッ!」
控えめな悲鳴を上げたのは、服の上から胸を揉まれたからだ。
おまけに首筋にチュッと吸いつかれる。