ほろ苦彼氏の甘い口づけ
名字で呼んでみた
「お邪魔します」
「いらっしゃい! どうぞどうぞ〜」
夜景デートを断られて2日が経過した、月曜日の午後。
2ヶ月ぶりに司を家に招いた。
「はい、今日はドーナツ買ってきた。美羽の好きないちごチョコ味もあるよ」
「ありがとう! お皿持ってくるから先に座ってて!」
ドーナツの柄の紙袋を受け取り、彼をリビングに案内した後、キッチンへ。食器棚からお皿を出してドーナツを並べる。
コーヒー味、いちごチョコ味、ホワイトチョコ味、カスタードクリーム味。
4個中3個も私が好きな味で固められている。
昔から口数が少ないタイプだけど、毎回こんな風にさりげなく優しさを見せてくるんだよね。
何年経っても紳士なところ、変わってないなぁ。
気遣いに惚れ直しつつ、食品棚からティーバッグを出し、マグカップに入れてお湯を注ぐ。
「いらっしゃい! どうぞどうぞ〜」
夜景デートを断られて2日が経過した、月曜日の午後。
2ヶ月ぶりに司を家に招いた。
「はい、今日はドーナツ買ってきた。美羽の好きないちごチョコ味もあるよ」
「ありがとう! お皿持ってくるから先に座ってて!」
ドーナツの柄の紙袋を受け取り、彼をリビングに案内した後、キッチンへ。食器棚からお皿を出してドーナツを並べる。
コーヒー味、いちごチョコ味、ホワイトチョコ味、カスタードクリーム味。
4個中3個も私が好きな味で固められている。
昔から口数が少ないタイプだけど、毎回こんな風にさりげなく優しさを見せてくるんだよね。
何年経っても紳士なところ、変わってないなぁ。
気遣いに惚れ直しつつ、食品棚からティーバッグを出し、マグカップに入れてお湯を注ぐ。