幼なじみじゃなきゃダメ?


「ただいまー」

家にはまこっちゃん家族もみんな揃っていた。

「お帰りなさいー梓沙と慎くん
 手洗ったら席に座ってちょーだい」

机の方から美味しそうな香りがしたから急いで手を洗って席に座った。

「お母さん、話ってなに?」


「明日から慎くんのお母さんお父さんといっしょに海外へ旅行に行くことになったの」


「え、急になんで?え、私たちは?」


「だからあなた達は私たちが海外から帰ってくるまで2人で同居してほしいのよ」


「意味がわからない」


「おねがい!このとおりっ」

お母さんが私に向かってこんなにお願いしことなんてなかったからダメっていうのも複雑な気持ちになるので

「もぉー、わかったって、、」

とは言ったものの.... 。

「でもまこっちゃんは嫌なんじゃない?」


「別に俺はお前とだったら嫌じゃねー」

...えっ。いまなんて?
どうしよう。ほんとに同居することになっちゃった...
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