幼なじみじゃなきゃダメ?


さっきまであんなにお腹がすいていたのに今では驚きのあまり食欲がなくなってしまった。

「梓沙お前はやくハンバーグ食べないと俺が食べちゃうぞ」


「食べていいよ」


「えっ」

まこっちゃんがあまりにも驚いた顔をしてるので「ふっ」と笑ってしまった。

「やっぱり私が食べる」

ハンバーグを私のおさらにおきながら

「ん、梓沙はそうでなきゃ」


「なによ、その言い方
 私がよく食べる子みたいな言い方して」


「はははっわりぃわりぃ」


「もうっ」

と私がハンバーグをがぶっとかぶりついてる時までまこっちゃんは笑っている。

その時にお母さんたちが深刻な話をしていると私はしらずに。


< 5 / 12 >

この作品をシェア

pagetop