幼なじみじゃなきゃダメ?




「慎くん、梓沙のことよろしくねっ」


「はい、梓沙のことは俺に任せてください」


「慎くんがいると思うと安心だわ
 じゃあ行ってくるわね」

お母さんはキャリアケースを片手に笑顔で玄関を出ていった。

「はぁー」

ほんとにお気楽な母親。

私とまこっちゃんとの同居生活は約2ヶ月間。
私の家にまこっちゃんが一緒に住む。

「まこっちゃん、私たちが同居すること絶対に学校の人に言わないでね」

「わかった」

まこっちゃんは最近なんでかわからないけど私に、ものすごくやさしくなった気がする。

「明日から学校だからはやくまこっちゃんの荷物片付けよう」


「ああ、だな」
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