いつか笑って話せるときがくる

その日の夜、いつものように3人で夕飯を食べていた。


「今日、アイの担任の先生から電話があったわよ。
『何かできることがあったら言ってください。と、娘さんによろしくお伝えください。』って。」

私の担任の先生は、さっぱりした人だけど思いやりがあって私が最初に学校に行けなくなった時、心配してわざわざ電話をしてくれた。

トイレのことを話すといろんな提案をしてくれて、

先生のおかげで学校に行けた日も何日もあった。

カウンセリングを紹介してくれたのも先生で、

『こんな私のために』と、感謝しかない。


なのに期待にぜんぜん応えられなくてそれがすごく申し訳ない。

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