Livre magie〜信じる心〜
疑問を感じながら戦っていると、ゾンビや物の怪たちの中心に誰かがいるのがわかった。深緑の軍服を着て、俯きながら立っている。黒い髪の男性だ。雰囲気からして敵ではなさそうだ。助けなきゃという思いが僕の体を動かしていく。
「大丈夫ですか?ここは危険です!僕のバリアの中へ入ってください!」
僕はゾンビたちを倒しつつ、男性のもとへ駆け寄る。そしてその手を伸ばした刹那、パンッと音がして手に痛みが走る。男性が僕の手を叩いたからだ。
「他人のお前を信じられるわけないだろう!!」
僕と同じ紫の瞳が僕を睨み付ける。拒絶されたことに驚くが、仕方のないことかとすぐに考える。だって、突然小説の中に閉じ込められて物の怪に襲われ続けたら、敵か味方か疑心暗鬼になってしまうのも当然だろう。だから、すぐに信じてくれたエリカが特別だったのかもしれない。
「僕はあなたの味方です!あなたを助けに来ました!」
「嘘だ!俺は信用しない!信用するもんか!」
「大丈夫ですか?ここは危険です!僕のバリアの中へ入ってください!」
僕はゾンビたちを倒しつつ、男性のもとへ駆け寄る。そしてその手を伸ばした刹那、パンッと音がして手に痛みが走る。男性が僕の手を叩いたからだ。
「他人のお前を信じられるわけないだろう!!」
僕と同じ紫の瞳が僕を睨み付ける。拒絶されたことに驚くが、仕方のないことかとすぐに考える。だって、突然小説の中に閉じ込められて物の怪に襲われ続けたら、敵か味方か疑心暗鬼になってしまうのも当然だろう。だから、すぐに信じてくれたエリカが特別だったのかもしれない。
「僕はあなたの味方です!あなたを助けに来ました!」
「嘘だ!俺は信用しない!信用するもんか!」