まるでSFのようだった
高校に上がった年、学校に政府の関係者だかがやってきて、呼気やら血液やらを採取していって。

そこに僕らの意思なんて無かった。抗いようも無かった。

家に届いた認定証と収集書は、驚くほど冷たかった。

家族は、黙って僕を送り出した。



救世主って、何なんだ。
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