パントゥーフル ~スリッパの乱~
パート勤めの美樹は僕より勤務時間が短いため、いつもご飯を作ってくれている。
だから、洗い物は、できるだけ僕がするようにしていた。
ここ数日忙しくて洗い物も美樹がやってくれていたから、早く帰れた今日は洗うつもりだったのだ。
慌てて流しへ行き、
「僕がやるよ」
と言ってみたが
「いい。あっち行ってて」
と追い返されてしまった。
仕方なく風呂に入り、早々に自室に引き下がる。
寝室はしばらく前から別々になっていた。
少ししたらリビングに戻って美樹に話しかけ、仲直りしよう。
そう思っていたのに、ベッドに寝転がって本やスマホを見ているうち眠たくなってきた。ここのところの残業疲れのせいだ。
台所ではまだガチャガチャと音がしている。
その音をBGMにして、僕は知らぬ間に寝落ちしていた。
だから、洗い物は、できるだけ僕がするようにしていた。
ここ数日忙しくて洗い物も美樹がやってくれていたから、早く帰れた今日は洗うつもりだったのだ。
慌てて流しへ行き、
「僕がやるよ」
と言ってみたが
「いい。あっち行ってて」
と追い返されてしまった。
仕方なく風呂に入り、早々に自室に引き下がる。
寝室はしばらく前から別々になっていた。
少ししたらリビングに戻って美樹に話しかけ、仲直りしよう。
そう思っていたのに、ベッドに寝転がって本やスマホを見ているうち眠たくなってきた。ここのところの残業疲れのせいだ。
台所ではまだガチャガチャと音がしている。
その音をBGMにして、僕は知らぬ間に寝落ちしていた。