兎月鬼~とげつき 月が奇麗ですね~
 陸も泣いている。そして、私をぎゅっと抱き締めた。


「――――好きだ、兎月」

「私も……好き。陸が、大好き……!」


 月は優しく私たちを照らしてくれていた。
















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